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2025年への挑戦:関係性で紡ぐ建築


2025年仕事始め

ブログも再開です。


さて、今年も職人さんと現場で素晴らしい空間を作り出していきたいものです。

昨今、建設費の高騰もありタイル工事や左官工事などの職人さんの『手仕事』

が減ってきたように感じます。


工賃の掛かる『手仕事』ではなく、『既製品』での組付けや仕上げ工程が増えて

来ていますが、可能なかぎり職人の『手仕事』が完成した空間に『痕跡』として

存在感を放つ空間デザインに今年は力を入れていきたいなと感じます。





ヘキサゴンタイルの形状特性と個性的な柄を生かした『函館の地形』を表現した

タイルアート


各柄の個性を生かすためのセンスに関しては、若手の職人に一任しました。

まさに職人の『手仕事』の賜物ですね。


想像以上の仕事をしてくれたのは、若手ならではの好奇心と挑戦心によるものだと

思います。


建築家として、このタイルアートに関しては『アイデア』『タイルの位置』などの

実務面での仕事に徹し、若手職人に対するリスペクトで生まれた空間です。


建築家の役割として今後求めらえるスキルとしては、現場での雰囲気づくりや職人さんの

やる気を引き出し、共に『良い建築』を目指すための努力が必要ですね。


2025年以降も厳しい建築業界かもしれませんが、人と人が関係性を持って一つの方向を

目指し、完成する建築に拘りを持って仕事していきたいものです。



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