今年からBIMを活用して建築設計を進めていますが、簡単に初期設計段階の仕事の
進め方紹介です。
BIMによって設計の進め方は大きく変わりました。
敷地にどんな建築物が良いか、、、
まずは、ipadでスケッチしてデザインを大まか決めます。
次にBIMで建築ボリュームを3Dで制作します。
この段階で建築物の正確な大きさ・高さ・屋根形状・屋根勾配などをしっかり
モデリングします。
それでも窓などの開口部はまだ作らず、敷地に建つ建築物の雰囲気をつかみます。
BIMの3Dデータから外観パースを製作です。
外壁の色や屋根の色は適当ですが、建設地の正確な場所から太陽の季節ごとの動きを
シュミレーションした外観パースです。
これで、日の入り方やデザインの良しあしを検討します。
その後に、木造住宅倒壊解析ソフトウェアにて、構造の安全性を確かめます。
このソフトでは、地震時の揺れを動画で解析してくれるので、建物の脆弱性を視覚で
確認することができます。
解析設定は、神戸の地震×1.25倍、屋根に1.5Mの積雪という建物には不利な状況で解析
解析結果を活用して設計者がデザインと構造上の安全性を両立させます。
BIMはコンピューター上に建築物を建設して問題を極力洗い出してから、実際の設計図面を
制作、工事へと進める最適なシステムなんですね。
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