
火を入れた鍋から立ちのぼる湯気、まな板に包丁が当たる音、ふわりと漂うスパイスの香り。それらが一つひとつ、日常のなかにやさしく彩りを加えてくれる。
フリーランスとして働くようになって、時間の流れが少しずつ変わった。
朝の光を感じながらゆっくりコーヒーを淹れたり、夕暮れとともに台所に立ったり
せわしなかった日々に、やっと呼吸のリズムが戻ってきた気がする。

だからこそ、キッチンは僕にとって特別な場所になった。
そして、そのキッチンの中で、必ず設けているのが“パントリー”という小さな空間
そこに食材や道具が整然と並ぶだけで、料理が少し楽しくなる。
取り出すたびに「今日も丁寧に暮らそう」と思える、そんな場所だ
美しく整ったパントリーは、暮らしを支える静かな存在
けれど、その静けさが、日々の営みに深い安心とあたたかさを与えてくれる

手を動かしながら、今日という一日にそっと感謝する
そんな時間が、この小さな台所から、ゆっくりと育っていく、、、
個性あるキッチンデザインを今後も進めたい
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